「イタリア・トスカーナの優雅な食卓 Living in Toscana」

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海外リゾートに持って行きたい本

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海外リゾートに行ったら、海からの心地好い風を感じながらビーチで読書なんていいですよね!

日本にいる時と違って、ゆっくり時間が流れているそんな場所で読む本はやはり日本を思い出させるような内容の本では興醒めです。。。

そこで、とてもお勧めの本があります。

「イタリア・トスカーナの優雅な食卓 Living in Toscana」

宮本美智子:文  永沢まこと:絵

宮本美智子さんは、北海道出身で北海道の大学を出た後、1968年に渡米してアメリカの大学に進学します。その後ニューヨークのソーホーに在住、現代美術のキューレーターとニュースクール大学の講師を経て、東京に帰国。ヨーロッパとの往復を続けながら執筆活動を行っていたそうです。(享年51歳)

永沢まことさんは、東京生まれで、東京の大学を出たあと、アニメーター・イラストレーターとして活動。1978年に渡米し、ニューヨークのソーホーに在住。その後、東京に拠点を移し、内外での展覧会活動を行いながら、アメリカ・ヨーロッパをはじめ世界各地を旅しては現地の人々の姿を書き続けているそうです。(2018年3月現在82歳)

お二人は、ご夫婦でニューヨークのソーホーで出会い結婚。

この本は、宮本さん・永沢さんとその娘さんの3人が、イタリア・トスカーナに代々続く伯爵家が所有するヴィラでバカンスを過ごした時の思い出が綴られてます。

トスカーナは南仏プロヴァンスと並ぶ、ヨーロッパ人特にイギリス人に人気の地だそうです。

トスカーナでは、美しい自然と手作りのワイン・オリーブ油・パスタ・野菜が楽しめます❤

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山の中にあるヴィラでは、傾斜地を利用した畑で取れる、バジリコ・レタス・ルーコラ・ラディッキオ・トマト・ズッキーニ・アーティチョークが食べ放題!トスカーナの野菜の美味しさには感動するそうで、一度食べてみたいですね!!

それから、炭水化物好きにはたまらないパスタ料理も!!この本で初めて「ペスト・ソース」を知ったのですが、作り方はシンプル。

まず、細かく刻んだバジリコとガーリックと粉にしたパルミジャーノ・レジャーノと最高級のオリーブ油と塩を混ぜ合わせるだけ。チーズは、パルミジャーノではなくペコリーノだとかなりこってりに仕上がるそうです。

このペスト・ソースには生クリームをたっぷり入れるそうですが、宮本さんのお好みで生クリームはバターにかわります。でもどちらにしても美味しそうですよね🤗

そしてこのソースをトロフィエッテとよばれるニョッキの1種で、長さが3㎝くらいのひも状のパスタに絡めて食べます。ソースがよく絡むように、よじれているのが特徴のパスタです。

書いているだけで、よだれが垂れそうですが。。。

そして、この本の更に良いところは挿絵の素晴らしさです。

絵を通して、トスカーナの情景がとてもよく伝わってきますし、全体的に優しい絵を描かれる方だなぁと。

実は、この本は1994年に発行された本で、私は子供の頃に読みました。

大人になった今(大分前に大人になってますが。。。)また読み返してみて、子供の頃より味わいの深さを感じました。

海外リゾートに行く時には、優雅な気分にさせてくれるこんな本を持って行ってはいかがでしょうか。

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