箱根で由緒ある宿「環翠楼」
海外にも温泉はたくさんありますが、私は日本の情緒ある温泉街が大好きです。
ゆっくり時間が流れていて癒されるからです。
特に箱根はお気に入りの温泉街です。
今回、開湯して400年の歴史がある温泉街に建つ旅館、「環翠楼」さんに1泊でお世話になることに。
初めて泊まる宿なのですが、母が子供の頃に祖父に連れて来てもらった思い出があるそうで、また来てみたいと思っていたそうです。
渓流沿いにある、とても立派な木造旅館です。
道路からすぐに玄関なのですが、こちらもとても立派な創りです。
建てられた当時は、職人さんの手仕事で作られていたであろう、玄関の戸のデザインが凝っていて素敵です!
館内は、ところどころに職人さんの技が光る凝った作りの窓、戸がたくさんあります。
廊下もピカピカに磨かれていて、さすが老舗旅館だなぁといった感じです。
伊藤博文命名の宿
この「環翠楼」、初代総理大臣の伊藤博文さんが命名したそうです。
伊藤博文さんは「環翠楼」を定宿とし、明治28年(1895)に、訪日中のロシア皇帝ニコライが滋賀県の大津町で斬りつけられる、「大津事件」の一報を聞いた場所も、環翠楼での宴席だったとのことです。
ちなみに、「環翠楼」にゆかりのある方々がまたすごいです。
静寛院宮 和宮さま
水戸藩 第2代藩主 水戸光圀
中国建国の父 孫文
清朝末期の政治家 李鴻章
第13代将軍 御台所 天璋院(篤姫)
日本海軍元帥 東郷平八郎
大相撲力士 大砲万右エ門
児童文学者 巌谷小波
文豪 夏目漱石
文豪 菊池寛
露天風呂は見晴らしが最高!
肝心な温泉なのですが、屋内のお風呂と露天風呂があります。
屋内のお風呂は、ステンドガラスとモザイクタイルで作られた大正風呂が素敵です。
でも何と言っても、最高なのは露天風呂です!!
だいたいどの旅館でも、屋内のお風呂から続きに露天風呂があるスタイルが多いですが、こちらは全く別の場所に露天風呂があります。
洋服を着たまま、1階の裏口から外に出ます。
その出口の目の前の岩から水が湧き出していて、このちょっとした中庭がまた情緒があります。
中庭の奥にある石の階段を登って、更に渓流側に歩いて行くと、高台に露天風呂の建物があります。
この露天風呂から、箱根の山々が一望できるのです!!絶景です!!!
目の前は、渓流ですので遮るものがなく、本当に奥の方まで見渡せるので、開放感がとてつもないです。
このお風呂は、朝・昼・晩と時間を分けてじっくり楽しみたいですね。
あと、今回利用しなかったのですが、「岩盤風呂ヒーリングストーンスパ」と、「英国製のオーガニックトリートメントオイルを使ったアロマテラピー」もあるそうで、次回行く機会があったらこちらも試してみたいです!!
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