クラシックホテルのカレーが絶品の理由

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今やラーメンと並び、2大国民食なんて言われているカレーですが、クラシックホテルには必ずと言っていいほど伝統のカレーが存在します。

Jungyeon / Pixabay

各家庭でも我が家の味があったり、カレーの専門店も最近では多く、また全くカレーに関係のない店の締めのカレーが美味しいと評判だったり、日本国民のカレー愛はインド人もびっくり!なのではないでしょうか。。。

ですが、クラシックホテルのカレーは一味違います。

その謎は、調理法にあるのか、ロケーションにあるのか。。。

今回は、私が食べたことのあるクラシックホテルのカレーを中心にその謎に迫りたいと思います!!

クラシックホテルとは

戦前からの長い歴史を持つ、西洋の文化を取り入れた絢爛なホテルのこと。

ホテルの品格、接客、料理は最上級で、国内外の要人に愛されたホテルです。

また、その良さは建築美でもあり、外観・内観共に優雅な気分を味あわせてくれるホテルなのです。

中禅寺金谷ホテルの「百年ライスカレー」

日光に明治6年に創業した日本最古のクラシックリゾートホテルが「日光金谷ホテル」です。

そして、「日光金谷ホテル」に続き昭和15年、避暑のために中禅寺湖を訪れる外国人向けのホテルとして開業した「中禅寺金谷ホテル」。

カナダ人建築家J・スタージェス氏が設計した現在の建物は、カナダ産の銘木をふんだんに使ったログハウス風で、欧米の高原リゾートホテルを思わせます。

内装も純洋風の華やかなしつらえで、メインダイニングには、大きな窓があり、中禅寺湖を眺めながらお食事がいただけます。

そして、この「中禅寺金谷ホテル」に来たら絶対に「百年ライスカレー」を食べてください!!

私たちは、2人で行ってそれぞれハンバーグとカレーを頼んだのですが、カレーの美味しさに思わずおかわり(実際には追加注文となります。。。)してしまったくらいです!!

このカレーが食べられるのは、中禅寺金谷ホテルの敷地内にある別棟の「コーヒーハウス ユーコン」です。

宿泊客ではなくても食べることができます!

この「コーヒーハウス ユーコン」は、立派なログハウスで、テラス席から木々の間に中禅寺湖を見ることができます。

とても気持ちがいいです!

この「百年ライスカレー」は、2003年に金谷ホテルの蔵の中から発見された、大正時代のカレーのレシピを再現したものだそうです。

画像があまりよくありませんが。。。

このライスカレーは、コクがあるのにさっぱりとした辛さを感じます。

野菜が溶け込んでいるのでしょうか、甘みも感じるような複雑な深い味わいです。

書いていたら、また食べたくなってしまいました。。。でもすぐに食べに行けないのがまた後を引くのかもしれません。

メインの具は、ビーフ(1,750円)・チキン(1,750円)・野菜(1,700円)・トラウト(ヤシオマス)(1,750円)があります。

ヤシオマスなんて珍しいので、次回行く機会があったら食べてみたいです!

ちなみに、日光にまた来る機会があれば、中禅寺湖の湖畔を1周するトレッキングコースがありますので挑戦してみたいです。

湖畔には美味しくておしゃれなお店がたくさんあるそうですので、トレッキング後は湖を見ながらの食事は最高ですよね!!

@carpe diem/stock.adobe.com

住所:栃木県日光市中宮祠2482

アクセス:東武日光線の日光駅・JR日光線の日光駅で下車、東武日光駅よりホテルのシャトルバスに乗ります。東武バスを利用の場合は湯元温泉行きに乗り「中禅寺金谷ホテル前」で下車。

営業時間:10:00 ~ 16:00
     9: 30 ~ 16:00(10月7日~)
     2018年営業は4月13日から11月25日までの予定

定休日:水曜定休(祝日の場合は営業、8月と10月は無休)

お問い合わせ:0288-51-0001

富士屋ホテル「ビーフカレー」

「富士屋ホテル」は明治11年に箱根の宮ノ下温泉に創業した老舗クラシックホテルです。

国道1号に面しており、年始の箱根駅伝中継では選手の位置関係を表現する際に使われることもある箱根のランドマーク的な存在です。

本館は唐破風を取り入れた和洋折衷の木造建築であり、明治の建築様式を現代に伝えています。

昭和天皇やタイ国王などの皇族、王族が宿泊しているほか、ヘレン・ケラーやチャーリー・チャップリンなど、箱根を訪れる国内外の多くの著名人に愛用されています。

また別館にはジョン・レノンとオノ・ヨーコが滞留していたこともあり、ホテル内ツアーで宿泊した部屋を見学することができます。

そして、この「富士屋ホテル」へ来たらこのホテルで不動の人気を誇る「ビーフカレー」がぜひお勧めです!

通常カレーにはブイヨンなどを使うことが多いですが、富士屋ホテルではコンソメを使用し、仕上げをした後にさらに寝かせ、驚くほどまろやかな味わいに仕上げています。

辛さは、中禅寺金谷ホテルに比べるとこちらの方が少し辛口です。

ですが残念なことに、2018年4月より、耐震補強及び改修工事実施の為、2年間休館となっております。

ただ、4月9日より別館の「菊華荘」のランチタイムにて「ビーフカレーセット(サラダ・アップルパイ・コーヒー付 4,400円(税別))」を食べることができるのでご安心を!

ちなみに、「菊華荘」は皇室の御用邸として建てられた純日本建築です。

昭和21年に払い下げを受け、現在は本格的な日本料理が食べられるレストランとなっています。

住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359

アクセス:箱根湯本駅から箱根登山鉄道で「宮ノ下」下車、徒歩7分、もしくは箱根湯本駅から箱根登山バス・伊豆箱根バスで「宮ノ下温泉」バス停下車、徒歩2分。

営業時間:[月~金]12:00~14:00 18:00~22:00
       [土・日・祝]11:30~14:00 18:00~20:00 ※日曜営業

定休日:無休

お問い合わせ:0460-82-2211

クラシックホテルのカレーが絶品な理由

2つのクラシックホテルのカレーをご紹介しましたが、どちらも海外からの著名人等の宿泊客を意識したホテル経営になっていることから、舌の肥えた方々のお口に合うように試行錯誤の上に出来上がったものなのではないでしょうか。

また、美味しくて綺麗な湧き水がある環境にあり、その美味しい湧き水を使用して作られたことも美味しさの秘訣なのではないかなぁと思います。

まだ、行ったことのないクラシックホテルがたくさんありますので、今後もカレーを食べるために行きたいと思います!!

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